ピラティスとヨガ

40代女性がマシンピラティス長期継続で迎えた停滞期の現実と乗り越え方【体験談付き】

はじめに~あなたも感じている、この"もやもや"感

こんにちは!40代主婦のみなさん、お疲れ様です。

「マシンピラティス始めてもう半年経つのに、最近なんだか効果を感じられない...」

「最初はこんなに変化を感じられたのに、今は何も変わっていない気がする...」

そんな風に感じているあなた、実は私もまったく同じ経験をしました。

マシンピラティスを始めて数ヶ月は、本当に毎日が楽しくて仕方ありませんでした。マシンピラティスを継続していくと1~2ヶ月(10回)、スッキリとした感覚や、コリが軽減されているような、カラダが軽くなる感覚が得られるでしょう。という言葉通り、最初の頃は毎回レッスンを受けるたびに「あ、今日も体が軽い!」って実感していたんです。

でも、そんな私にも訪れたんです、あの"停滞期"が。

今日は、そんな停滞期の現実と、どうやって乗り越えたのか、同じ40代女性として赤裸々にお話しさせていただきますね。

40代女性のマシンピラティス継続における「停滞期」の正体

停滞期っていつ頃やってくるの?

多くの人が筋トレを初めて3ヶ月頃に停滞期に陥る傾向があります。これは一般的なトレーニングの話ですが、マシンピラティスでも同じようなことが起こります。

私の場合、マシンピラティスを始めて約4ヶ月目に入った頃でした。それまでは順調に体の変化を感じていたのに、突然「あれ?なんか最近変わってない?」と気づいたんです。

マシンピラティスで体型の変化を感じるまでの期間は、個人差がありますが、一般的には2~3ヶ月で効果を感じ始める方が多いです。ということは、効果を感じ始めた直後に停滞期がやってくるということなんですね。

なぜ停滞期は起こるの?

停滞期が起こる理由は、主に3つあります:

1. 体の慣れ

人間の身体は、過酷な筋トレでも続けていくうちに身体が慣れてしまいます。マシンピラティスでも同じで、同じメニューを繰り返していると、体が慣れてしまって効果が薄れてしまうんです。

2. 40代特有のホルモンバランスの変化

40代に入ってから、体型が変化したと感じる女性が多いようです。例えば「おなか回りや腰回りにぜい肉がつき、落ちにくくなった」「バストやヒップが垂れてきた」など。女性ホルモンの影響を受けやすいのが女性の身体。40代から女性ホルモンが急激に減少し、スタイルに変化をもたらします。

私たち40代女性は、ただでさえホルモンバランスの変化で体が変わりやすい時期にいるんです。これがマシンピラティスの効果を実感しにくくさせている一因でもあります。

3. 基礎代謝の低下

30歳を過ぎると筋肉量が年1%ずつ減り続けるといわれています。さらに運動不足になると、筋肉量が減少し、筋肉量の減少に伴い基礎代謝も下がっていきます。

年齢とともに基礎代謝が下がることで、同じ運動をしても以前ほど効果を感じにくくなってしまうんですね。

停滞期に感じる心の変化

停滞期って、体の変化だけじゃなくて、心にも大きな影響を与えます。

私の場合、最初は「今日はたまたまかな?」って思っていたのが、1週間、2週間と続くうちに「もしかして、私にはマシンピラティスが合わないのかな...」って不安になってきました。

レッスンに通うのも、なんだか義務感で通っているような感覚になってしまって。あの楽しかった頃が嘘のように、「お金がもったいないから通わなきゃ」という気持ちが強くなってしまったんです。

私の停滞期体験談~リアルな4ヶ月間

最初の変化を感じていた頃

マシンピラティスを始めたのは、娘が中学生になって少し手が離れた時期でした。「自分の体と向き合う時間を作りたい」と思って、家から徒歩10分のマシンピラティススタジオに通い始めました。

マシンピラティスは、ピラテティス同様に「10回で違いを感じ、20回で見た目が変わり、30回でカラダのすべてが変わる」と言われています。

この言葉を信じて、週2回のペースで通い始めました。本当に10回目くらいから、明らかに体が変わってきたんです。

- 長時間のデスクワークで凝り固まっていた肩がスッキリ

- 家事で疲れにくくなった

- 鏡で見る姿勢が明らかに良くなった

- 夫から「なんか最近姿勢いいね」って言われた

姿勢の改善: インナーマッスルが強化され、自然と良い姿勢を保てるようになります。まさにこの効果を実感していました。

停滞期の始まり

ところが、4ヶ月目に入った頃から、なんだか変化を感じられなくなったんです。

毎回同じメニューをこなしているのに、レッスン後の爽快感がない。体重も変わらない。姿勢も、良くなったとは思うけど、それ以上の変化がない...

「あれ?おかしいな?」と思いながらも、きっと一時的なものだろうと思って通い続けました。

不安が募る日々

でも、その状態が2ヶ月近く続いたんです。

周りの人たちは「続けていれば必ず効果が出る」って言うけれど、私には何も変化がない。それどころか、なんだか体が重く感じるようになって、「もしかして逆効果?」なんて不安になってしまいました。

レッスン中も、以前のように集中できない。インストラクターさんの指導も、なんだか上の空で聞いている自分がいました。

心境の変化

この頃の私は、本当に迷走していました。

「マシンピラティスやめようかな...」

「違う運動を始めようかな...」

「そもそも、40代で体型を変えるなんて無理なのかな...」

こんな風に、どんどんネガティブな考えが頭の中を占めるようになってしまいました。

家族にも「最近、ピラティスどう?」って聞かれても、「まあ、ぼちぼちかな...」って曖昧に答えるしかなくて。

でも、今思えば、この時期があったからこそ、今の私があるんだと思います。

停滞期を乗り越える具体的な方法

1. メニューの見直しと変更

プラトーの原因は、筋肉と脳がトレーニングに慣れてしまうことにあります。そのため、トレーニングメニューを変えることは非常に効果的です。

私が最初にとった行動は、インストラクターさんに相談することでした。正直に「最近、効果を感じられないんです」と伝えたところ、「それは体が慣れてきた証拠ですね!新しいチャレンジをしてみましょう」と言ってくれました。

具体的に変えたのは:

負荷の調整

- 今まで使っていたバネよりも一段階重くする

- 同じエクササイズでも、回数を増やしてみる

- スピードを変える(ゆっくりと丁寧に行う)

新しいエクササイズの導入

- 今まで挑戦していなかった上級者向けのメニューに挑戦

- 複数の筋肉を同時に使うコンビネーション系エクササイズ

- バランスを重視したエクササイズ

2. 食事と生活習慣の見直し

筋肉の成長には必ずその材料となる栄養が必須です。停滞期に入ったとき、運動だけでなく食事も見直してみました。

タンパク質の摂取量を増やす

- 朝食に卵やヨーグルトを必ず取り入れる

- 夕食には豆腐や魚などのタンパク質を意識的に増やす

- 間食にはナッツやプロテインバーを選ぶ

睡眠の質を向上させる

睡眠は大事だと理解していても、停滞期とは関係ないと考えている人は多いです。でも、実は睡眠ってとても大切なんです。

私の場合、夜中に何度も目が覚めてしまう日が続いていました。これを改善するために:

- 寝る前のスマホ時間を減らす

- 寝室の温度を低めに設定

- 夕食は就寝3時間前に済ませる

3. 目標設定の見直し

停滞期に入ったとき、私は「体重を5kg落とす」という数値目標にこだわりすぎていました。でも、マシンピラティスの真の効果は、体重よりも姿勢や筋力、柔軟性の向上にあるんです。

身体を程よく動かせるピティスには、血液循環を活性化させる効果があるといわれています。血液の流れがスムーズになると、肩こりや冷え性などの不調の緩和にも期待できます。

そこで、目標を変更しました:

新しい目標

- 1日中良い姿勢を保てるようになる

- 肩こりを感じない日を増やす

- 階段を上がっても息切れしない体力をつける

- 柔軟性を向上させる(前屈でつま先に手が届くように)

4. 記録をつける習慣

変化を客観的に把握するために、記録をつけ始めました。

体の記録

- 毎朝の体重・体脂肪率

- 週1回の写真撮影(正面・横から)

- 肩こりや腰痛の有無

- 疲労感のレベル(10段階評価)

レッスンの記録

- その日のメニュー内容

- 難しかった・できるようになったエクササイズ

- レッスン後の体の感覚

- インストラクターさんからのアドバイス

5. 同年代の仲間との交流

同じスタジオに通う40代女性の方々と、レッスン後におしゃべりする機会が増えました。みなさんも同じような経験をしていることがわかって、とても心強かったです。

「私も4ヶ月目くらいのとき、同じような感覚になったよ」

「でも、その後また変化を感じられるようになったから、続けてみて」

こんな風に励ましてもらえたことで、「私だけじゃないんだ」って思えるようになりました。

停滞期を乗り越えた後の変化

6ヶ月目からの新たな発見

メニューを変更して、生活習慣も見直してから約1ヶ月後、6ヶ月目に入った頃から、また新しい変化を感じ始めました。

体の変化

- 以前よりも深いポーズが取れるようになった

- 筋力がついて、難しいエクササイズができるようになった

- 姿勢が安定して、長時間座っていても疲れにくくなった

心の変化

- レッスンがまた楽しくなった

- 新しいエクササイズに挑戦することが楽しみになった

- 自分の体の変化に対して前向きに考えられるようになった

現在の状況(1年継続後)

今、マシンピラティスを始めてから1年が経ちました。停滞期を経験したことで、ピラティスの効果は、「継続」によって高まります。ということを本当に実感しています。

継続による総合的な効果

体型や体重の変化だけでなく、心の面でも大きな変化がありました。ピラティスを続けることで、ストレスが軽減され、リラックスできる時間が増えました。また、毎回のセッション後には達成感があり、自分自身に対する自信も高まりました。

本当にこの通りで、体だけじゃなく心も変わりました。

停滞期は成長の証拠!40代女性だからこそ感じられる変化

40代女性特有の体の変化を理解する

40代女性が一番焦点を当てるべきことは、筋肉量の増加と維持に役立つ習慣を身に付けていくこと。

私たち40代女性は、20代や30代の頃とは違う体の変化と向き合わなければなりません。でも、それは決してネガティブなことではないんです。

40代だからこそ感じられる変化

- 体の微細な変化に敏感になる

- 健康に対する意識が高まる

- 自分の体と向き合う時間が貴重に感じられる

- 継続することの大切さを実感できる

停滞期があることで得られるもの

停滞期を経験したことで、私は多くのことを学びました。

停滞期で得られた気づき

- 体の変化は直線的ではなく、波があるということ

- 目標設定の大切さ

- 継続することの意味

- 自分の体と向き合うことの重要性

- 同年代の仲間の大切さ

長期継続のための実践的アドバイス

1. 3ヶ月スパンで考える

心身に効果が出るまでには、ピラティスを始めてから30回ほどの継続が必要だといわれています。

週2回通うとすると、約4ヶ月で30回に達します。つまり、最低でも3〜4ヶ月は様子を見る必要があるということです。

3ヶ月ごとの目標設定

- 1〜3ヶ月:基本的な動きをマスターする

- 4〜6ヶ月:新しいエクササイズに挑戦する

- 7〜9ヶ月:さらなる向上を目指す

- 10〜12ヶ月:総合的な体力向上を実感する

2. 複数の効果測定方法を持つ

体重だけでなく、様々な角度から効果を測定することが大切です。

効果測定の方法

- 姿勢の写真比較

- 柔軟性のチェック(前屈、後屈など)

- 筋力のチェック(プランクの維持時間など)

- 日常生活での疲れにくさ

- 肩こりや腰痛の頻度

3. インストラクターとの連携

また、マシンピラティスを行う場合、スタジオでエデュケーターのレッスンを受けるのが一般的です。その際に、動作の癖や身体の動かし方をしっかり教えてもらえるため、正しいフォームを習得しやすくなります。

停滞期を感じたら、遠慮せずにインストラクターさんに相談することが大切です。

相談するポイント

- 現在の状況を正直に伝える

- 新しいエクササイズの提案を求める

- 自宅でできる補助的な運動を聞く

- 食事や生活習慣についてもアドバイスを求める

4. 頻度の調整

週2回がおススメです。ピラティスで意識した筋肉を日常生活でも使えるよう、まずは週2回程度実践することをおススメします。

ただし、停滞期には頻度を少し変えてみることも効果的です。

頻度調整の例

- 週2回→週3回に増やす

- 週2回は維持し、自宅での練習を追加

- 1週間休んでから再開する(リセット効果)

40代女性がマシンピラティスを長期継続するためのマインドセット

1. 完璧を求めすぎない

40代になると、「やるからには完璧に」と思いがちですが、それが逆にプレッシャーになることがあります。

完璧を求めすぎないためのコツ

- 「今日は70%できればOK」という気持ちで臨む

- 毎回のレッスンで新しい発見があればそれで十分

- 他人と比較しない

- 過去の自分と比較して成長を実感する

2. 変化を楽しむ

停滞期も含めて、体の変化を楽しむことが大切です。

変化を楽しむための工夫

- 小さな変化にも注目する

- 新しいエクササイズに挑戦する楽しさを大切にする

- 体の調子が良い日を大切にする

- 友人や家族に変化を報告する

3. 長期的な視点を持つ

ピラティスが身体に良い変化をもたらすまでの期間・回数については当然個人差もありますが、一つの目安として10回〜30回(最低3ヶ月〜8ヶ月)と言われています。

短期的な結果を求めすぎず、長期的な視点で継続することが重要です。

4. 自分なりのご褒美システム

継続のモチベーションを維持するために、自分なりのご褒美システムを作りましょう。

ご褒美の例

- 10回レッスンを受けたら新しいウェアを買う

- 1ヶ月続けたら好きなカフェでお茶をする

- 3ヶ月続けたら友人とランチを楽しむ

- 半年続けたら小旅行を計画する

まとめ~停滞期は成長の階段

最後に、同じような経験をしている40代女性の皆さんにお伝えしたいことがあります。

停滞期は決して失敗ではありません。むしろ、あなたの体が次のステージに向かうための準備期間なんです。

ジョセフ・ピラティスは、ピラティスについて「10回で違いを感じるようになり、20回で見た目が変わり、30回で肉体の全てが変わる」と言っています。その言葉通り、始めたばかりでは本当に得られるはずの効果はあらわれません。

私も停滞期を経験して、初めてこの言葉の本当の意味を理解できました。

停滞期を乗り越えるための心構え

- 停滞期は必ず来るものだと受け入れる

- 体と心の変化を客観的に観察する

- 専門家に相談することを恐れない

- 同年代の仲間との交流を大切にする

- 長期的な視点を持ち続ける

今、もしあなたが停滞期を感じているなら、それは成長の証拠です。諦めずに続けていけば、必ず新しい発見と変化が待っています。

私たち40代女性は、若い頃とは違う体と向き合わなければなりません。でも、それは決して悲観的なことではありません。むしろ、自分の体をより深く理解し、健康的な生活を送るための大切なステップなんです。

マシンピラティスは、そんな私たちの体と心を支えてくれる素晴らしいエクササイズです。停滞期があっても、それを乗り越えた先には、きっと今まで以上の充実感と達成感が待っています。

一緒に頑張りましょう!そして、あなたの継続の先にある素晴らしい変化を、ぜひまた聞かせてくださいね。

*この記事があなたのマシンピラティスライフの参考になれば幸いです。継続は力なり、40代だからこそ感じられる変化を楽しんでいきましょう!*

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