ピラティスとヨガ

40代主婦が語る!マシンピラティスの挫折体験から学んだ「続けられる」運動との出会い方

こんにちは。40代の主婦、みさきです。

突然ですが、あなたは運動を始めようと思って、結局続かなかった経験はありませんか?私は恥ずかしながら、何度もあります。そして最近、話題のマシンピラティスでも挫折を経験しました。

でも、その挫折があったからこそ、今では運動を継続できるようになったんです。今日は、40代で運動が続かない理由と、私がどうやって運動習慣を身につけたのかを、包み隠さずお話ししようと思います。

40代女性が運動を続けられない3つの現実

1. 時間の確保が想像以上に難しい

40代女性の運動習慣は深刻で、週1日以上運動する割合は3〜4割と低く、「時間がない」「仕事や家庭で忙しい」という理由が挙げられています。

私も同じでした。朝は家族の朝食準備、昼間は家事や仕事、夕方は子どもの迎えや習い事の送迎、夜は夕食準備や後片付け…。気がつくと一日が終わって、「今日も運動できなかった」という日々の繰り返しでした。

特に働く40代女性は、仕事と家庭の両立で本当に忙しいんです。平日は残業で帰宅が遅くなり、週末は溜まった家事や子どもの相手で精一杯。「運動する時間を作る」ということ自体が、実はとても高いハードルなんですよね。

2. 体力の低下を実感する怖さ

30〜40代女性の体力は過去25年間で最低水準を記録しており、40代女性の体力低下は歩行や立ち座りなど日常生活の些細な動作に影響する他、体の不調が現れやすくなるため注意が必要です。

これ、本当に実感しました。20代の頃は徹夜をしても翌日には回復していたのに、40代になると一晩寝ただけでは疲れが取れない。階段を上がっただけで息切れしたり、重い買い物袋を持つだけで腰が痛くなったり。

この体力低下を感じるたびに、「もう若くないんだな」と落ち込んでしまって、運動を始めることが怖くなってしまうんです。「運動についていけなかったらどうしよう」「周りの人に迷惑をかけてしまうかも」そんな不安が先に立ってしまいます。

3. ホルモンバランスの影響で気分が安定しない

40代女性は女性ホルモンの分泌が低下することで、効率的に体のエネルギーを使うことができなくなり、体力低下や疲れやすい体になり、不安な気持ちや焦燥感など精神面にも影響がでやすくなります。

これが一番つらかったかもしれません。朝は「今日こそ運動しよう!」と思っても、夕方になると「疲れた、今日はやめよう」と気持ちが変わってしまう。自分でも情けないと思うのですが、どうしても気分にムラが出てしまうんです。

特に生理前後は体調が不安定になりやすく、運動どころか家事をするのも億劫になってしまいます。そんな状態で運動を始めても、結局続かないんですよね。

私のマシンピラティス挫折体験談

期待に胸を膨らませてスタート

実は半年前、友人に誘われてマシンピラティスを始めました。「マシンが補助してくれるから、運動初心者でも大丈夫」「週1回でも効果が出る」という話を聞いて、これなら私でも続けられそうだと思ったんです。

マシンピラティスは個々の体の硬さや筋力に合わせてエクササイズを実践でき、姿勢改善やボディメイクを目指す人にはおすすめで、週1〜2回、ダイエット効果を期待する人は週2〜4回を目安に受けることが推奨されています。

最初のカウンセリングで、インストラクターの方から「姿勢が良くなって、体幹が強くなりますよ」と言われて、すごく期待していました。実際、体験レッスンでは「これなら続けられそう」と感じたんです。

現実の壁にぶつかる

でも、実際に始めてみると、思った以上に大変でした。

まず、レッスンについていくのが精一杯。周りの人たちは慣れているのか、インストラクターの指示にスムーズに従えているのに、私はマシンの使い方から分からない状態。「右足を伸ばして、左手でロープを引いて」と言われても、体が思うように動かないんです。

マシンピラティスで体型の変化を感じるまでの期間は個人差がありますが、一般的には2~3ヶ月で効果を感じ始める方が多く、体型や気持ちの変化、スッキリした感覚はマシンピラティスに数回通うだけでも感じることができます。

この情報を知っていたので、「最初は大変でも続けていれば慣れるはず」と思っていましたが、現実はそう甘くありませんでした。

継続が困難になった理由

1. レッスンの予約が取れない

人気のスタジオだったので、希望する時間帯の予約がなかなか取れませんでした。特に平日の夜や土日は激戦で、2週間先まで予約が埋まっていることもありました。

2. 料金の負担

月4回で約2万円という料金は、家計にとって決して安い金額ではありませんでした。効果を実感する前に、この出費が家計を圧迫しているという罪悪感が強くなってしまいました。

3. 体の変化を実感できない

ピラティスは即効性がないため、効果に継続が必要で、週1回ピラティスを行った場合、効果を感じ始めるのは約3か月後とされています。

2ヶ月通っても、期待していた体の変化を感じられませんでした。体重も変わらず、姿勢も改善されている実感がない。「本当に効果があるのかな」と疑問を持ち始めました。

挫折の決定打

最終的に挫折してしまったのは、3回連続でレッスンに参加できなかったことでした。子どもの発熱、仕事の急な残業、家族の用事…。そうこうしているうちに、スタジオに行くのが億劫になってしまいました。

「絶対に行けないわけではないので、それは理由にならず」そう思いながらも、一度リズムが崩れてしまうと、元に戻すのがとても困難でした。

運動が続かない本当の理由を分析してみた

挫折した後、冷静になって考えてみました。なぜ私は運動が続かないのか?

1. 完璧主義すぎる

「週2回は絶対に通う」「毎回しっかりとレッスンを受ける」など、最初から高い目標を設定していました。でも、40代の生活では予定通りにいかないことが多すぎるんです。

初心者がいきなり難易度の高いスケジュールを組んでしまうと、体がついていかず続かない可能性があり、継続するためにもまずは週1回で基礎的な動きをマスターすることが推奨されています。

2. 他人と比較しすぎる

グループレッスンで他の参加者と自分を比較してしまい、「私だけできていない」と感じることが多かったです。特に、明らかに年上なのに私より柔軟性があったり、体力がある人を見ると、劣等感を感じてしまいました。

3. 結果を急ぎすぎる

ピラティスの効果に即効性がないため、1回やったからといって劇的な変化があるわけではなく、最低でも3か月続けることができれば身体の変化を実感できるとされています。

頭では分かっていても、やっぱり早く結果が欲しくて、1ヶ月で変化が見えないとモチベーションが下がってしまいました。

運動継続の鍵は「小さな成功体験」の積み重ね

挫折を経験した後、私は運動に対するアプローチを根本的に変えました。

1. 「できること」から始める

マシンピラティスは一旦お休みして、まずは家でできる簡単なストレッチから始めました。10分間の朝のストレッチ、テレビを見ながらの骨盤回し、お風呂上がりの軽い体操。

最初は「こんなので効果があるのかな」と思いましたが、1週間続けただけで体が軽くなったような気がしました。この小さな変化が、私にとってはとても大きな成功体験でした。

2. 自分のペースを大切にする

インナーマッスルは週1回刺激するだけでも心身の変化につながり、月4回程度であってもピラティスを継続することで、身体の使い方が身につくなどの効果が期待できます。

この情報を知って、「毎日やらなくても大丈夫」「週1回でも効果がある」と思えるようになりました。プレッシャーを感じずに、自分のペースで続けることの大切さを実感しました。

3. 楽しみを見つける

運動を「やらなければならないもの」から「楽しいもの」に変えることが重要でした。好きな音楽をかけながらストレッチをしたり、運動用の可愛いウェアを買ったり、小さな楽しみを見つけることで継続しやすくなりました。

私が見つけた「続けられる運動」との出会い

段階的なアプローチ

1. 第1段階:家でのストレッチ(1-2ヶ月)

まずは10分間の簡単なストレッチから始めました。YouTubeの動画を見ながら、無理のない範囲で体を動かしました。

2. 第2段階:ウォーキング(2-3ヶ月)

40代女性にはウォーキングがおすすめで、1駅前で降りて会社まで歩くだけでも運動になり、日頃運動しない方は1日4,000歩を目標にするといいでしょう。

ストレッチに慣れてきたら、週2回のウォーキングを追加しました。最初は20分程度から始めて、徐々に時間を延ばしていきました。

3. 第3段階:マシンピラティス再挑戦(4ヶ月目)

基礎体力がついてから、再度マシンピラティスにチャレンジしました。今度は月2回のペースで、プレッシャーを感じずに楽しめるようになりました。

現在の運動習慣

今では以下のような運動習慣が身についています:

- 平日:朝10分のストレッチ、通勤時のウォーキング

- 週末:マシンピラティス(月2回)、家族との散歩

マシンピラティスに通うことで定期的な運動習慣が身につき、全体的な健康状態が向上し、ストレスが軽減されてリラックスできる時間が増え、前向きな気持ちで過ごせるようになります。

40代女性が運動を継続するための7つのコツ

1. 現実的な目標設定

「毎日1時間運動する」ではなく、「週に2回、15分間体を動かす」といった現実的な目標を設定しましょう。達成可能な目標を設定することで、成功体験を積み重ねることができます。

2. 柔軟性を持つ

無理なく半年続けられるペースを決め、できないことがダメではなく、やらないことがダメなので、キツイときはお休みしても大丈夫です。

体調が悪い日や忙しい日は、無理をしないことが大切です。「今日はできなかった」ではなく、「明日またがんばろう」という気持ちで続けましょう。

3. 記録をつける

運動した日、体重、体調などを簡単に記録することで、小さな変化にも気づけるようになります。スマートフォンのアプリを使えば、手軽に記録できます。

4. 仲間を作る

ピラティス好きの友達を作ったり、お友達同士やご家族で一緒にスタジオに通ったりすることで、モチベーション維持におすすめです。

一人で続けるのが難しい場合は、家族や友人と一緒に始めるのも良い方法です。お互いに励まし合えるので、継続しやすくなります。

5. 環境を整える

お気に入りのウェアを購入しレッスンやトレーニングを楽しんだり、ウェアや持ち物にこだわるのもモチベーション維持にオススメです。

運動用のウェアや道具を揃えることで、気分を高めることができます。見た目から入ることも、継続には重要な要素です。

6. 体の変化を客観視する

体型や姿勢の写真を撮って変化を感じたり、ピラティスを始める前と後で自分の身体がどのように変化したのか、数値でチェックしていくことがオススメです。

体重だけでなく、体脂肪率、筋肉量、写真での比較など、多角的に体の変化を観察しましょう。

7. 「今日できること」を大切にする

完璧を求めすぎず、「今日できること」を大切にしましょう。5分のストレッチでも、階段を使うことでも、小さな行動の積み重ねが大きな変化につながります。

挫折から学んだ「継続の本質」

運動は「特別なこと」ではなく「日常の一部」

最初は「運動=特別な時間を作って頑張るもの」と思っていましたが、実は「日常生活の中で自然に体を動かすもの」なんだと気づきました。

歯磨きや入浴と同じように、生活の一部として組み込むことで、無理なく続けられるようになります。

体の変化より「心の変化」を大切に

体型や体重の変化だけでなく、心の面でも大きな変化があり、ストレスが軽減されてリラックスできる時間が増え、達成感があり、自分自身に対する自信も高まりました。

体重や見た目の変化を求めるより、「今日も体を動かせた」という達成感や、「体が軽くなった」という感覚を大切にすることで、長続きするようになりました。

「完璧」より「継続」

月に2回しかマシンピラティスに通えなくても、毎日完璧にストレッチができなくても、続けることが一番大切だと学びました。

最低でも3か月続けることができれば身体の変化を実感し、ピラティスを週に一回でもいいので続けることで、健康的な身体を保つことにつながります。

今、運動を始めたいと思っているあなたへ

もしあなたが今、「運動を始めたいけれど続けられるか不安」と思っているなら、まず小さな一歩から始めてみてください。

最初の1週間でできること

1. 朝起きたら5分間のストレッチ

2. エレベーターではなく階段を使う

3. テレビを見ながら足首を回す

4. 一駅分歩く

5. 家事をしながら背伸びをする

これらは特別な時間を作る必要がなく、日常生活の中で実践できることばかりです。

1ヶ月後の自分を想像してみる

1ヶ月後、「毎日少しずつでも体を動かせている自分」を想像してみてください。きっと今より体が軽く、心も前向きになっているはずです。

その小さな変化が、あなたの人生を豊かにする第一歩になるかもしれません。

まとめ:挫折は成功への通過点

私にとって、マシンピラティスの挫折は決して失敗ではありませんでした。むしろ、自分に合った運動方法を見つけるための重要な経験だったと思います。

40代で運動を始めるのは、決して遅すぎることはありません。でも、20代の頃とは違ったアプローチが必要です。

- 完璧を求めず、継続を重視する

- 小さな成功体験を積み重ねる

- 自分のペースを大切にする

- 楽しみを見つける

これらのポイントを意識することで、きっとあなたも運動を継続できるようになるはずです。

最後に、運動は「やらなければならないもの」ではなく、「自分の体と心を大切にするもの」だということを忘れないでください。

あなたの40代が、より健康で充実したものになることを心から願っています。一緒に、無理なく楽しく、運動を続けていきましょう。

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*運動を始めるにあたって体調に不安がある場合は、必ず医師に相談してから始めてくださいね。*

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